ステルスマーケティングについてつらつらと

新規サイトを立ち上げてから載せようと思ったけど、忙して旬が過ぎるかもと思ってしまい、先に載せる事にしました。
きっかけは、切込隊長氏のblogから

ステルスマーケ、そろそろちゃんと規制しようぜ(雑感): 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog:
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2011/06/post-f8db.html

自分は切込隊長氏の意見に全面的に賛同します。
だけど、世間はそこまで求めてなくて規制まではいけないんじゃないかと暗澹たる気持ちになりまして。思うに、ステルスマーケットって、既に利権になっている気がするんですよね。規制するとその利権がふっとんでしまうので、利用している人間はそうならないようにしがみつこうとする。いや、そもそも、規制に対する議論が起きるかどうかも怪しいところ。なぜなら、黙認する事で利益を得る人間が多いのではないかと愚考するわけです。

広告元からの視点で考えると……
広告そのものが嫌われてつつある世の中、ステマは通常の広告よりも効果が見込める。
わざわざ広告だと公言しても、そんな記事は誰も読まない、効果も薄い。
当然、規制になんてなったら、ステマ業界から撤退する。

ブロガーからの視点で考えると……
アフィよりも収入が大きい。
試供品がもらえる上に、ネタ切れ対策にも繋がる。
もし、規制になったら、収入源とネタ元が無くなるので困る。

つまり共犯関係なんですね。
広告の開示なんて事になったら、お互いに困ってしまう訳です。だから、関わっている人間達はステルスマーケティングなどないと言い張り続けるんじゃないでしょうか?
たまったものじゃないのは、消費者ですが。

まあでも、消費者も馬鹿じゃないので違和感を感じる事も多くなるにつれて、ステマという言葉も耳にするようになっていく。で、あまりに不自然な案件は疑惑に繋がるわけですな。例えば、facebook騒動だとか、ペニーオークションだとか、ゲハブログだとか。
もっとも、それらは少なくとも証拠は出ていませんけども。

結局、真実を明らかにするにしても、悪魔の証明を求めることになりかねない追求など出来るわけもなく。かくして、黙殺の方向に向かって行くわけですね。
まあ、広告なんてそんなもの。1人のユーザーに疑われても、10人のユーザーを得れば正義という世界。

ああ、嫌なネット世界になっちゃったなぁ。
でも、できる限り検証していきたいと思いますね。正義感でもなんでもなく、そんな輩が気に入らないだけですが。